全日本選手権にきています!

音楽の中で要素をいれてスケートを滑りなさいっていうのは、実はとっても理に適っているんじゃないかな、と思っている。より高度なスケート技術を細かく採点できるんじゃないか、とも。

メロディがあってリズムがあって…っていう音楽の多重構造(?)を音楽以外のもので聴かせるっていうのは、まず、ルールの範囲内でそれを理解した振付があって、それをこなす技術が必要で。音の緩急、楽器、それをどう滑っているか、それをこなすための「滑りの技術」を、見るんだなーと。

緩急一つとっても、強弱、剛柔、軽重、と色々あるわけで、その滑りのタッチや質の評価軸は、音楽を足すことで、バラエティ豊かになっているのでは、と考えている。

 

「音楽に乗せて踊ってるんじゃなくて、滑ってるんだよ」と言うと、いっそ音楽ない方がわかりやすいんじゃないって言う人いるし、私も、でもまあ「裾野を広げるという意味でエンタメ性は大事だし、そういう意味で意義がある」と思ってたけど、でもちゃんと、技術を見るという意味でも意義があるのかもしれない。

 

というような事を、永井さんの演技みながら考えてた。滑りが歌うようよ!

 

(技術評価に意味にある方法をとってるんだから、コンパルの方が技術がダイレクトにわかって面白いっていうのもエンタメ的意義だよな、とかそういうことも)