2011/11月あたりの呟き

フィギュアスケート中継の話。フジテレビのひどい放送と実況を知っているから、あれくらいで怒り狂ったりはしないけど、苅谷さんは浅田真央が好きすぎだ。あれじゃテレビの前で「真央ちゃんは可愛いの滑って欲しい」とか「大きくなったねー」とか言ってるおっさんと同じだ。おっさんは悪くないけど、マイクの前ではもう少し抑えてもいいと思う。
 
松岡修造は、「明子さん」「真央さん」じゃなくて「鈴木選手」「浅田選手」じゃダメなわけ?
そもそも、日本の女子選手への扱いは「ちゃん付け」がデフォルトだから
「○○さん」と呼ばれるだけで「大人扱いしてくれてる」様な雰囲気が出るけど、適切でないし失礼な場合もある、というのはあまり変わらないと思う。変わらないけれど、デフォルトがあれだから許されているという。
もうずっと、フィギュアスケートは、若い子が出てきて高難度ジャンプを決めて優勝を掻っ攫った時に、それを驚きとともに伝えるているのだけど、そろそろ、それって普通のことなんだよね、ということも伝え始めてもいいんじゃないだろうか。

この競技の、特に女子は、身体のできる前の方が高難度ジャンプの成功率は高く、そしてだいぶ緩和されたとはいえ、ジャンプが得点元となるのだから、どうしたってシーズンの序盤など全体的に演技の作りこみがされていない時期は、若い子の方が優勝しやすかったりする。
だから、グランプリシリーズはそういう意味でも「デビュー戦」で、デビュー戦で勝利を収めた、のは確かに素晴らしいことだけれども、それだけである。

今の男子見てたら、4回転も、ステップも、スピンも、滑りも、という段階になり始めてるのは、明らかなことで、それは連盟が、フィギュアスケートという競技の進化の方向性を「ジャンプだけではない」としている、と言うことだ。だから当然、女子だって、それを目指している。

全ての要素において、「難易度か質か」と二者択一していられる時期は、競技の進化における課程に過ぎず、目指すべきは難易度も、質も。という競技である、とジャッジはもうずっと言い続けてる。
それを考えたら、報道もそろそろ、「ジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!」はもうやめようよ。
それは競技が目指す方向から、乖離しつつある、ように思う、よ……