スターズオンアイス見に行ってきました。
SOI。選手大変だろうと思うけど頑張って!の中日(ツアー全体で見たら。東京では千秋楽)
- スケーターは全体的にお疲れっぽかったんだけど、
スタンバイから全力疾走の町田ロシュフォール樹マジ半端なかった。
あそこで、一気に会場のボルテージが上がった、と思う。
まっちー、疲れてるだろうに、疲れみたいなものが全く見えない。
一気に引き込まれた。確実に何かを撒き散らしながら滑ってる。
そして何より、上手くなってる!世界選手権より更に。彼が、このショーのどさ回りでいろんな物を吸収して、ぐいぐい成長してるってわかる。 - 今日のまっちーは、代々木全体を(町田)沼*1に沈める気だぜ…
- 有香さんの片足で描く弧がくるんとキュートって感じで、かわいかった…
自分の付けたエッジの後が楽しい、というようなスケーティングで、それが、また、凄く奇麗で。 - 小塚のジェットエンジンスケーティングではちょっと泣きそうに…
あー私、彼のスケート本当に好き。 - テサモエジェフパトのグループナンバーは、途中からテッサがお母さんのような風情に…
「おかあさーん、モエ君がまた単独行動だよー」
「仕方がないわね、呼んでいらっしゃい」
「さあ坊やたち、ちゃんと並んでついてくるのよ」
「はーいおかあさーん」
ん?この風景どこかで…はっ!カルガモ!みたいな。(みたいな、じゃねーよ) - 1部最後に男子グループナンバー。これ、ジェフの振り付けかな?写真見た段階で戦隊ものって呼んでたんですけど、もちろんかっこ良かったです…
- 二部の幕開けは日本代表メンバーによるグループナンバー「家族になろうよ」。
「ゆづ!」「真央!」で客席がはっきりざわついたのがわかりました。明確にテンションがあがってた。気持ちはわかります。…あ、五輪直後のショーだなあ、と思いました。 - ところで、私の後ろに座っていたあなた。
「あれ誰?」(成龍)
「今のは誰なの?」(パントン)
「あれは、奇麗な人よね?カナダの人だったかしら」(カロリーナ・コストナー)
その質問、全部後でまとめて答えてあげるから、演技中は静かにして! - 1部で沼に沈んだ人々を今度は茨でがんじがらめにするような、パントンのロミジュリ…。い、いやらしかった。そして、愛の形としてのいやらしさって、美しいんだって思いました。いやらしくて切なくて、潔癖で清廉なロミジュリは、確かな技術力に支えられていて…ああ、もう、シーズンが来ても、この人たちの滑りは見られないんだ、と思ったら哀しくなりました。
- 沼に沈み、茨で縛られ、もう、心はへとへと、と言った風情の観客の横をニコニコと通り過ぎていったのは、スムースエンジン搭載のパトリック・チャン。が、眼福…。
- さらにジェフのおしゃれプロ。ぼんやりと、ジェフが振り付けた町田樹を見てみたい、と思いました。
- カロリーナ・コストナーのシェヘラザードも美しかった。バックアウト(であってる?いや、あってないな。イン?右足で、後ろ向きに滑るから…混乱中)に乗ったスパイラルが、はっとするような美しさだった。
- そこから、浅田真央の「smile」。ここにも何度か書いてるように、私はこのEXが大好き。彼女はこのエキシを滑るたびに「笑顔ってすばらしいんだよ、と伝えたい」という事を言うのですが、そもそもこれは、「笑顔で滑る浅田真央がすばらしいんだよ」というプロだと私は思っています。
- 世界選手権の後の、「フィギュアスケートっていいな」という言葉があったせいか、感慨もひとしお。あ、フィギュアスケートって、いいな、ってそういうプログラムになっていました。
それと……素人目ではありますが、なんだか彼女、上手くなってる…?
生でこのプロを見たのはNHK杯以来なのですが、スケート、こんなに伸びる人だっけな、スムーズな人だっけな、という驚きがありました。
とにかく、楽しかった!これから行く方はどうぞ楽しんで!
*1:そういう沼があるんですよ…