「誰が、何を、どういう風に好きか」ということについては、もう、放っておいて欲しい、と思う。
対象が何であれ誰かの「好き」という気持ちを、コンテンツとして消費してもいいと思ってることがとても嫌だ。誰かの「好き」を尊重して大切に扱えば素敵なメッセージなのに、そうはならない。コンテンツとして考えるなら「面白い」方を取らざるえないから。
誰が、何を、どういう風に好きか、なんていうのは、放っておけばいいと思うんだよ。コミュニケーションの中でそれが顔を出したら「素敵ね」ってなるけど、「誰が何をどういう風に好きか」を面白いから話を聞いてみんなで眺めましょうってなったら見世物じゃねえよ、って思うよ。

アイスダンスが好きだ

アイスダンスを好きになったのは、(たぶん)2002年、長野で行われた世界選手権だったと思います。

その時、アイスダンスを初めてちゃんと見て、この競技が好きだ、と強烈に思ったのを覚えています。

 

二人で滑りを合わせていかなければらないこと、ツイズルやステップの距離の近さが大事であること。このときの実況・解説は、かなり詳しく競技について話してくれていて、どこにポイントを置いてみるのかが、明確になったのも面白かった理由だと思う。
息を飲んで、競技を見ていました。ボーン/クラーツのマイケル・ジャクソンを。ロバチェワ/アベルブフの優勝をかけた滑りを。優勝が決まった瞬間、バックヤードで女性が男性に駆け寄ってハグするシーンが印象的でした。

 

この競技が好きだ、と思ったんですけれど、そこから長く、アイスダンスを見ることができませんでした。

地上波では全く放送を確認できなかったので。(まさか、皆無だったわけじゃないと思うけれど)。

2010年までBS・CSの視聴環境がなかったので、アイスダンス、が見たい、と思いながらどうしていいかわからない10年を過ごしました。それでも、五輪のタイミングや、何かの放送で運良く見られることもあり、やっぱりこの競技が好きだ~と思っていました。

 

その程度の認識なので、アイスダンスのファンか、と問われると、私なんてとても詳しくないし…もごもごもご、と言う感じでした。そもそも、名前を覚えられない。(私の問題)

 

しかし、日本でのアイスダンス、というかカップル競技の扱いを見ていると、まるで、カップル競技のファンは無視してもいい、と言わんばかりで、もしかして、いないと思われてるんじゃないの?と感じることも多く、流石に憤慨することも多くなってきました。そこで、思い直して、最近は積極的にファンであることを口にしていきたいと思うようになった次第です。

 

アイスダンスが、好きだ~

 

そんなわけで、次回、唐突に私の好きなプログラムの紹介が始まります。